代表からのご挨拶

私は、大学を卒業後にフランスでデザインを学びました。その時既に23歳でしたが、フランス人の同級生は、19歳や20歳でした。その時に感じたのは、彼らが精神的に「大人」であるという事です。フランス人だけでなく、様々な国から同年代の学生が集まっていましたが、皆、精神的に成熟しており、日本人の大学生が、精神的に非常に幼く感じられました。

自分自身が子供を持つ身になり、自分の子供には精神的に成熟した人間に育てたいと強く思いました。現在の国内の教育は、精神的に成熟した人間に育てるシステムになっているか?と考えましたが、私の出した答えは「No」でした。

子供たちにはできるだけ海外に行ってほしいと考えています。ただ、小学生のうちはまだ幼く、中学生には思春期があります。国内の家庭から通える範囲で準備をする場所がどうしても必要です。

雰囲気や同質性を重視する本邦の教育文化はそうそう変わりそうにありません。一方で子供たちはすぐに大きくなってしまいます。もう、間に合わないという気持ちが強くなり、自分自身でこのようなスクールを立ち上げる決断に至りました。

日本の小学校や塾が不得意としている、かつ時代変化に伴って重要度が増しているフィールドをハウマイツ・スクールのコンセプトとしました。すなわち、高い英語力・創造性・非認知能力です。

ただ実際にやってみると大変でした。(初年度のサマースクールでは8キロ痩せました。)特に、高い英語力を伸ばすためには従来のやり方ではうまくいかないという事がすぐにわかりました。特に英語保育園(プリスクール)卒の子供たちをさらに伸ばしていくとなると、子供たちのレベル分けが非常に細かくなり、そのレベルごとに講師やカリキュラムが必要になります。しかも少人数でやらないと、子供たちが発言する機会がないクラスになってしまいます。当初2年ほどは、人件費が想定をはるかに超えてしまい事業として成立しない状況でした。

そんな中でも妥協せず、子供たちと一緒に現場に入り、愚直に子供たちに最良の環境を提供することだけを考えて作ったのがハウマイツ・スクールです。他社の仕組みをベースとせず、日々の子供たちの様子を見ながら工夫を重ねてまいりました。様々な工夫があり、唯一無二のスクールになっているかと思います。

今後できるだけ多くの子供たちが、ハウマイツ・スクールから海外へ飛び立ち、未来の社会に大きな貢献をしてくれることを願っています。

代表取締役 本部 剛

株式会社プライメッジ 代表取締役

本部 剛 / 経営学修士(MBA)

CEO Founder Tsuyoshi Motobe / MBA

1977年生まれ。神戸大学文学部卒業。幼少期からプログラミングに親しむ。大学卒業後デザインを志し、渡仏。日本帰国後、スポーツアパレル等でデザインを行う。2011年独立。2012年、株式会社プライメッジ設立し代表取締役に就任。webサービスの開発運営。2013年グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。2015年より教育業界に軸足を移す。3児をバイリンガルとして育てている。