Green Camp Baliの3days Campに家族を連れて行ってきました。Green CampやGreen Schoolを検討されている方のために、書き留めておきたいと思います。(本記事は2018年5月時点に作成しています。)
Green Camp BaliはTed Talkで有名なGreen Schoolに併設されている施設で、子供や家族のためにCampイベントを開催しています。
私が運営しているHowmights Schoolでは、子供たちの今後の進路の一つとして、海外のインターナショナルスクールを提案しており、Green Schoolの視察も兼ねていってきました。
Green Camp
参加者
今回のFamily Campの参加者は5家族でした
- アメリカ企業で働く韓国人(母、娘5才)
- シンガポール在住インド人(父、母、息子12歳ぐらい)
- インド人(父、母、祖母、息子7歳)
- 香港在住フランス人(母、娘3歳、パートナー男性)
- 日本人(父、母、娘6才、息子3歳)
5月後半ということで、日本人もおらず多様な参加者でした。年齢が近い子供たちはすぐに友達同士になり、お互いのコテージを行き来するようになりました。
参加者のうちの半数程度は、Green Schoolへの入学を検討しており、その視察も兼ねていました。
Green Campのアクティヴィティ自体も友てよかったのですが、私たち家族にとっての大きな価値は、他の参加者との出会いとなりました。
- 同じような視点で子供の将来を考える海外の保護者
- 多様な子供同士が、一緒に遊び、友達になる事
最終日には、お互いの連絡先を交換し、子供同士をpen palにしたいという話も出ていました。
参加者の英語レベル
保護者達の中で私が一番英語が下手でした。保護者が集まると子供の将来や教育環境の話が始まります。そういった会話が自然にできる事ができると素晴らしい体験になるかと思います。
そこまで英語が話せなくてもまた、自然の中での生活やアクティヴィティになり安全のためにしてはいけない事の説明などがありますので、最低限の意思疎通できる英語力は必要かと思いました。
今回3歳~12歳ぐらいまでの子供が参加していました。全員が英語を話すことが出来ていました。
7歳のインドから来た男の子は、母国語レベルで会話していました。家族との会話も英語を使っているようでした。他の子供たちは母国語ではないものの、ネイティヴに近い状態で、一人ずつ発表したり、キャンプファイヤーでゲームで話したりなども普通に英語で話していました。フランス人の3歳の女の子や、私の3歳の息子も英語で、友達同士やスクールのスタッフと遊んでいました。
子供同士は仲良くなりやすいので、英語力が高くなくても楽しめるかもしれませんが、英語力がある方が楽しめると感じました。
Activities
アクティヴィティが3日間の間に盛沢山で、かなりお腹いっぱいです。もう少し休憩があってもいいかなと思いましたが、とても充実していました。
- ヒンドゥー教の伝統的な花飾り作り
- タイヤと竹でいかだを自分たちで作って川下り
- キャンプファイアー
- チョコレートづくり
- 自然な材料で色染め
- 田んぼツアー
- 夜の動物探し
- Green Schoolツアー
- 葉っぱ探し
- ココナッツ木登り
- 肥料づくり、苗植え、刈り取り
他にももっとあったかもしれません。
食事、シャワー、トイレ、寝る
Green Campでの生活で常に意識するのは、食事、シャワー、トイレになると思います。
食事
まず、Campの中心にあるVillaには、いつも飲料水、コーヒー、フルーツなどがあります。いつでも飲めて、水筒に水を補給できます。
食事は、Villaで全員一緒にとります。ビュッフェスタイルで、バナナの葉っぱを使ったお皿に自分でもって食べます。お代わりも自由にできます。
参加者のアレルギーや宗教に配慮したものが提供されます。それぞれ別々のものを作るのではなく、全員が食べれるものを工夫して同じものを作っている形になります。場合によっては、料理ごとに作り分ける場合もあります。
また、同じ場所で作っているため、アレルギーの食事の作り分けは厳密ではないと感じました。アナフィラキシの場合は、自己防衛および参加しないという事も検討したほうが良いかと思います。
シャワー
シャワーは、中央トイレに併設されています。女性用、男性用にそれぞれ4室ありました。また、自分たちが寝るコテージの横にも簡易式のものがあります。バスタブはありません。
トイレ
トイレはキャンプには中央トイレしかありません。トイレのルールは厳密で、大と小は別々にしなければなりません。小の方には、紙を入れない事。また使用後にはシャワーで水洗いします。大の方は、使用後におがくずを入れます。バケツにどんどんたまっていくので、定期的にスタッフが好感しています。
寝る
1家族に1つのコテージが割り当てられます。コテージには南京錠で鍵を閉めることが出来、内部には電気のコンセントもあります。また小さな金庫もあります。2段ベッドがあり、蚊帳がついています。
子供が寝ぼけて落ちる可能性があるため、下の段に寝かせました。
コテージは完全に閉じた空間ではなく、隙間がたくさんあります。夜の間も、風に揺れる葉っぱや虫の音が聞こえます。明け方になると、ニワトリや鳥が鳴き始めます。
Green Campはこんな方にお勧め
様々なバックグランドの参加者が集まる一方で、子供の教育に熱心であるという点では皆同じでした。子供たち同士もすぐに仲良くなり、今後も続くFamily Friendに慣れたような気がします。
今回はFamily Campで保護者が参加しましたので、子供同士のつながりもさることながら、保護者同士(特に母親)のつながりが大きな価値だと感じました。
Green CampのFamily Campを特にお勧めできるのは、下記のような方たちです。
- 子供と保護者が英語を話せる
- 自然でのたくさんの体験を子供にさせたい
- 子供に世界の友達を作らせたい
- Green Schoolへの入学を検討している
子供の年齢が高い場合は、子供だけで参加できるKids Campがお勧めです。
逆に下記のような方には十分な価値を提供できないかもしれないと感じました。
- 虫や汚れることが嫌い
- 親も子供も、全く英語を話せない
- リゾートでゆっくりしたい
持ち物・服装
Green Campから事前に持ち物についてもメールが届きます。そこにも書いてありますが、スーツケースではなくリュックサックで行きましょう。
大人2名+6歳+3歳用の荷物で、70Lのリュック、50Lのリュックとフロントリュック×2、子供用の小さいリュック×2で大丈夫でした。
持って行ってよかったもの
- 虫よけスプレー
- 普通の靴、アウトドア・サンダル、スリッパ
- 水筒複数
- 長ズボン
- 速乾タオル
持っていけばよかったもの
- 折り畳みのベビーカー(Camp内ではなく、空港で子供が寝てしまったときに欲しかった)
使わなかったもの
- 蚊帳:Green Campのロッジに蚊帳がすでに貼ってありました
- サングラス
アクティヴィティをたくさんやるため、子供の服はすぐに汚れます。1日に2-3着ぐらい使用して、毎日洗濯していました。1日にシャワー2回ぐらい浴びていました。
Green Schoolについて
エローラ・ハーディー: 魅惑のバンブーハウス―竹の建築 | TED Talk(日本語版)
Green Schoolはインドネシアのバリ島にある、K12(Kindergartenから12年生まで)のインターナショナル・スクールです。エコロジー教育を特徴としており、世界中から様々なバックグラウンドの子供たちが集まっています。
またバリ島で運営されているという事で、USやヨーロッパのインターナショナル・スクールやボーディング・スクールと比較して、半額もしくはそれ以下の授業料となっている点も魅力です。例えば、Grade 1-3の場合で約200万円です。ヨーロッパやUSボーディングスクールで500万円以上がが相場となっています。
今回の3日間のCampの中には、Green Schoolツアーが組み込まれており、1-2時間程度、Schoolの中を説明を聞きながら歩いて回りました。Green Schoolの中は、通学中の学生に配慮して撮影は禁止でした。
有名な竹で作った校舎には教室、図書館などが入っていました。ランチの時になるとみんな降りてきて1Fで一緒に食事をとるそうです。スクールには様々な施設が点在していました。
・芝生が生えたサッカーフィールド
・体育館
・遊び場
・演劇用のステージ
・ヨガなどを行う木でできた建物(それ以外の建築物はほぼすべて竹でできている)
・入学時のイニシエーション用の沼?
・水濾過システムの施設
また、寄宿制度をやめたとの事でした。保護者がバリ島に移住する必要があるとの事。原因はいろいろ難しい面があったとのことで詳細を聞けませんでした。ボーディング・スクールと単純比較するのが難しくなりました。また今後復活する可能性などもありますので、詳細の確認はぜひ直接Green Schoolにお問い合わせください。
https://www.greenschool.org/admissions/application-process/#1459496803911-6e92efc6-59ba
~引用~
Note: All students admitted to Green School are required to reside either with their parents or with a legal guardian that either or both biological parents have approved. Students whose parents do not reside in Bali may also opt to reside in the Student Village. No Green School student will be permitted to reside independently of guardians or parents for any period of time.
なお、Green Campというサービス自体が元々Green Schoolの体験版として立ち上がったようです。
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